GEGL (Generic Graphical Library) はグラフ形式のデータ構造からなる画像処理ライブラリーです。 GIMP に必須の様々な画像処理を受け負わせることを念頭に開発されました。
GEGL 操作ツールは元来 GIMP 開発者が実験的に試すためのツールとして GIMP 2.6 の登場よりつけ加えられました。 GEGL 操作ツールを使えばキャンバス上でプレビューしながら GEGL 操作を画像に適用できます。
GIMP-2.10 is nearly fully ported to GEGL. You will find here some operations that still are experimental.
この選択リストをクリックして選んだ操作が、 あれば活性選択範囲に、 なければ活性レイヤーに適用されます。
数々の操作のうちいくつかは、 活性選択範囲もしくは活性レイヤーを塗りつぶすだけの 下塗りフィルター が行なうようなかなり複雑なパターンを生成するものもあります。
のような非常に基本的な操作である一方で、 その他の操作には のようにちょうどこのツールは実験用ですので作動しないものや GIMP を異常終了させる操作さえもあることをご了承ください。 またそういう状況に照らせば GEGL が実験段階を脱する前にこの場で各操作について細かく説明しても意味がありません。
選んだ 操作 によって操作に関する設定は変わります。
選択した GEGL 操作のオプションのはたらきがその名前からは判別し辛いとき (たとえば Color オプションの機能を知りたいとき) は、 操作と同じ名前の非 GEGL ツールを[ 英語版の GIMP で]見てみましょう。 たとえば 操作と同じような名前で同じようなはたらきをするオプションが フラクタルエクスプローラー フィルターにもあります。
操作の気の利いたプレビュー機能がありますから、 オプションをいろいろ調整して即座にその影響を見ながら試行錯誤する方法でも結構です。
初期設定どおりこのオプションにチェックを入れておくとキャンバス上で見られるプレビューが有効になり、 オプションを調整すれば即座に処理され表示されます。 実際に画像へ操作を反映させるには
ボタンをクリックしなければなりません。ツールダイアログのボタン
このボタンをクリックするとオプションの値が初期設定に戻されます。
このボタンをクリックすると GEGL 操作ツールが解除され、 画像は変更されません。 ツールダイアログウィンドウの隅にたいていはついている閉じるボタン「×」 (ウィンドウマネージャーが提供) を使ってウィンドウを閉じても同じ結果になります。
選択した操作を画像に反映させるにはこのボタンをクリックする必要があります。 同時にこのウィンドウは閉じられます。